我が家の息子は自閉症スペクトラムの小学校1年生です。
今年は初めての小学校生活で何かと緊張続きの生活です。
小学校生活の中でもビッグイベントである運動会も色々あったのでここで紹介します。
我が家の経験が皆さんの役に立てれば嬉しいです。
息子(ハル君)のことを記載したブログが下記になります。
自閉症スペクトラムの子供が抱える問題とはこの記事はで読むことができます。
夏休み前の個人面談で
1学期をどう過ごしたかを報告するのが大きなテーマでした。
息子のハル君も1学期は宿題や勉強についていけず癇癪を起こす日々でした。
支援教室(通級)に週1日の2時間通っていますが、そこでも個人面談があり、
今後の課題の多さにため息しか出ませんでした。
通級で課題山積みなのに通常級なんて・・・・・って思って個人面談へ参加しました。
面談の結果は親が思っていた通りの問題ばかりでした。
【ハル君の今後の課題】
- 連絡帳を自発的に提出する(今まで先生がチェックをしてくださいました)
- トイレに行く(我慢ができるので学校にいる間は行かない事が多です)
- トイレで立ってオシッコをする(家で練習してるけど、出来ず)
自然にできることが出来ないのが発達障害児です。
何度も同じこと伝えても全然覚えてくれず、「?」と首を傾げる毎日・・・・
正直、子供のフォローが疲れることがあります。
個人面談の最後に担任の先生からは
「運動会のダンス内容を教えますので、夏休み中に確認してください。」
と言われました。
事前にダンスの練習ができるのはありがたいですが、ダンスが苦手なハル君が練習できるか不安でした。
ダンスは曲に合わせて様々な動きをします。
発達障害児は一度複数の動作をする事が苦手です。
ハル君も練習をしてみると
①手を振る
②足を上げたり
③リズムをとる
3つの事をいっぺんにおこなう事が難しく、何度も棒立ちです。
夏休みの特訓は
特訓は嫌がり、ほとんど出来ませんでした。
今はYouTubeのダンスチャンネルの振り付けを運動会のダンスにするんですね。
おかげてYouTubeで何度も練習ができるのですが、ここで問題が・・・
何度も練習をしても出来ないから、嫌気がさし逃げてました。
ハル君はASD特有の完璧主義者なので、自分が出来ない事が受け入れられなかったみたいです。
練習して2学期の運動会の練習の負担を減らそうと思ったら、何も出来ず夏休みが終わりました。
2学期の練習はどうだった
2学期に入ると運動会の練習は本格的になりました。
ハル君もYouTubeを見て練習して少しずつ上手になっていますが、同級生はその倍上達していました。
頑張ってもみんなと上手く踊れない、体が思った通り動かない等など・・・
ハル君なりに頑張っているけど、上手く動けなくって棒立ちになってしまう姿を担任の先生から聞くと胸が痛くなりました。
運動会に向けて自宅でも学校でも練習を続けたおかげで、振り付けを全部覚えることが出来ました!
「これなら、本番も踊れるね」
とハル君とハイタッチをしたのを覚えています。
そしていざ、本番を迎えました。
本番のハル君はどんな様子だった
1年生のハル君のダンスは後半1番目。
前半は各学年の徒競走や集団競技が終わりいよいよ次はハル君のダンスの番。
定位置までみんなと移動でき、親としてはこのまま進むと思っていました。
曲が始まり、ダンスが進むにつれてハル君の動きがにぶくなり、とうとう動かなくなりました。
開始1分で棒立ち、気が向けは手を振るくらいの動きをする。
最後まで棒立ちで終わった運動会でした。
あれだけ頑張ったダンスが全然出来なかった。
幼稚園の時もダンスだけは年中、年長ともに棒立ちだったので、またか。。。。と途方に暮れました。
でも列は乱さず、逃げ出すことはしなかったから、「頑張ったね」と褒めてあげました。
運動会を振り返って
発達障害児を育てるとどうしても周りと比べてしまい、落胆する癖がついてしまいました。
ハル君はとても頑張り屋さんで自分のスピードで着実に成長すタイプの子供です。
ハル君自身が周りのスピードの速さに気づいて理解し、自分のスピードを大事にしていけば親としては嬉しいことです。
うちはうち!よそはよそ!!
の気持ちで毎日を楽しく暮らしていけるようにサポートしていこうと思います。