発達障害児をギフテッドと呼ばないで!2つの特徴と違いを解説

ギフテッドと発達障害の違い(アイキャッチ)

我が子の発達障害をカミングアウトする時・・・

「もしかしたら、ギフテッドみたいな才能があるかもよ」とフォローしてくれる人がいます。

発達障害児を持つ親にとってはモヤッとする気持ちになるのではないでしょうか。

我が子が天才ならどんなに安心するか。

私生活では天才とはかけ離れた、「できない」ばかりで気分が落ち込みます。

そもそもギフテッドと発達障害の違いとは何でしょうか。

この記事でわかること

  • ギフテッドとは
  • ギフテッドの種類と特徴
  • ギフテッドと発達障害が混同する理由

ギフテッドを理解し、発達障害との違いを理解していきましょう。

ギフテッドとは簡単に解説すると「超天才」です。

ギフテッドの中には運動や勉強、芸術の全方面で人より飛び抜けた天才です。

ギフテッドにははっきりとした定義がまだありません。

現在のギフテッドとされている定義を紹介します。

ギフテッドとは

ギフテッドとは先天的に高い知性や共感的理解、倫理観などを持っている人のことを指します。

遺伝的要素が多く、家族にギフテッドがいると子供も遺伝する可能性があるとされています

皆さんも学生時代に何でもできるリーダーが1人くらいいたと思います。

その人はギフテッドの素質を持っていた可能性があります。

ギフテッドの種類

ギフテッドには2種類のタイプがあります。

ギフテッドの種類
  • 英才型→勉強・運動・美術など全てにおいて飛び抜けた才能がある
  • 2E型→一部において飛び抜けた才能がある

『英才型』は全ての物事に対して高い知能を持つ人を指します。

認知や記憶などの能力が高いため、学業成績はかなり優秀なことが多いです。

一回で授業内容が覚えられるなんて羨ましいですね。

『2E型』は英才型とは異なり、1部分が突出した才能がある反面、別の物事に対してマイナス面がある人です。

ギフテッドと発達障害との違い

発達障害児を持つ親にとって周囲から

「発達障害ってギフテッドみたいな天才が多いんでしょ」

とフォローされる場面があります。

相手には悪気が無いとわかっていても、少しモヤッとしますよね。

この章では発達障害とギフテッドの違いを紹介します。

発達障害とは

発達障害は色々の種類がありますが、多くは私生活において、生きずらさを感じる障害です。

見た目は定型児と変わらないので、周りの理解が得られないのが特徴です。

好きな事への集中力は高く、「せまく+深く」のタイプです。

ギフテッドと発達障害の違い

ギフテッドと発達障害は根本的に別物です

多くの人はギフテッドの2E型と勘違いしている場合があります。

2E型は上記で紹介したように、1部分が突出した才能がある反面、別の物事に対してマイナス面がある人です。

簡単に言えば2E型のギフテッドは

『ギフテッド+発達障害』を併発している人です。

発達障害の人はそもそも「発達障害のみ」なのです。

このことからギフテッドと発達障害は別物と言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

発達障害の子供を持つ親としては、子供の才能を見つけてあげたいですよね。

ギフテッドも才能が突出している反面、周りからの理解が追いつかない時もあります。

ギフテッドであっても発達障害であっても、我が子であれば存在だけで可愛いものです。

ぜひ子供の好きを大事にして、伸ばしていきましょう。

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