発達障害児の偏食は「食べられない」が基本!偏食と付き合う方法

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子供の好き嫌いが激しくて、何を作ればいいのやら・・・

バランスよく栄養を摂取することは大事ですね。
発達障害児の好き嫌いはお母さん達の悩みの一つになります。

発達障害児の好き嫌いは「偏食」として考えられます。

偏食とは発達紹介の特性によって食べることができない事です。
特性を理解して楽しくご飯が食べられるようにサポートしていきましょう。

この記事でわかること

  • なぜ偏食が起こるのか
  • 偏食を治す方法
  • 我家の偏食撃退方法の一例

我家の息子(ASD)も偏食です。
小学校1年生でも偏食は続いています。

給食はほとんど食べず空腹のまま帰宅してくるのでお菓子やご飯で栄養を考えなければいけません。
今回はそんな息子が食べてくれる食材や調理方法をご紹介します。

参考になれば嬉しいです。

発達障害児の偏食は定型児の好き嫌いとは違います。

発達障害の偏食は「食べられない」理由があります。
一方、定型児は食べられるけど「食べたくない」が理由になります。

我家の息子(ASD)も極度の偏食です。
特に初見の食べ物は断固拒否です。

この章では発達障害児の偏食の理由をご紹介します。
食べられない理由を理解して解決策の糸口になれば幸いです。

感覚的に食べられない

感覚過敏で食べられない場合があります。
特に自閉症スペクトラム(ASD)の場合は下記の感覚過敏によって食べられないが発生します。

主な感覚過敏
  • 臭覚過敏(生臭い、酸っぱいなど)
  • 味覚過敏(辛い、苦い、すっぱいなど)
  • 触覚過敏(ドロドロ、ネバネバなど)

過敏による偏食なので、調理方法を変えれば食べられる時があります。
本人に何が苦手か話して苦手を減らすのも良いかもしれません。

アゴの筋肉が弱い

発達障害児は筋肉の発達も定型児よりも遅れ気味です。
そのため、体力、筋力も少ないとされています。

自閉症スペクトラムの児童に関してはアゴの筋力が弱い影響で、言葉が遅れていたり、喋り方が通常と異なったりします。
食事もアゴが弱いので、硬いものが噛みきれない時があります。

おせんべいなどお菓子の中でも少し硬い物を利用してアゴの筋力を上げるのはいかがでしょうか。

初めての事が怖い

発達障害児の特に自閉症スペクトラムは環境の変化に敏感です。
初見の物は自分にとって害のあるものではないかと警戒して食べてくれません。

最初は無理に食べさせず、「こういった料理もあるよ」程度で終わらせ積極的に食卓に出してみましょう。

偏食を少なくするには

発達障害児の偏食は仕方がないのはわかりましたが、それでも食べてほしいのが親心ですよね。

作り方や調理方法を色々考えるのも大変です。

好きなメニューに混ぜて食べさせる

我家はハンバーグが好きなので、ハンバーグに野菜を超細かくしてます。
他にもお好み焼きには魚や野菜を細かく入れています。

混ぜ込む料理の場合は苦手や初見の物を細かく刻んで混ぜ込みます。

食卓に出すときは何が入っているかは言いません。
言ったら食べないので。。。

食べた後に「(苦手な物)が入ってたんだよ!食べられてえらいね」とほめます。

鉄板メニュー+チャレンジメニュー

療育のスタッフがオススメした偏食撃退方法の一つです。

子供の好物を一つ出して、もう一つをチャレンジメニューとして、初見の物や苦手メニューにします。
この時、チャレンジメニューの量はスプーン1つくらいで良いです。

チャレンジメニューを食べたら好物のオカワリができるルールにします。

子供に「食べた」という経験をさせる事を目的とした偏食撃退方法です。

我が家も同じやり方でやっていますが、勝率は4割程度ですが、食べないよりはマシと考えています。

同じ食材でも色々な調理方法を試す

料理には焼く、煮る、揚げる、蒸すなど様々な調理方法があります。

我家の息子はじゃがいもは嫌いですが、フライドポテトやコロッケは大好きです。
また、鶏肉は嫌いですが、唐揚げは大好きです。

このように苦手な食材でも調理方法を変えると食べてくれる場合があります。

我が家の偏食克服メニュー(母が元気な時)

我が家も偏食の克服方法もたくさん試しましたが、今はこれが比較的食べてくれる方法です。

我が家の子供は自閉症長男(小1)とグレー長女(年中)は偏食だし、好みが少しずつ違っています。

そんな我が家の鉄板メニューは肉料理です!

豚バラ肉が特に2人とも大好きなので、冷凍豚バラは常にストックしています。
豚バラに野菜を付け加えて、調理方法を変えれば、様々な栄養が摂れると日々レパートリーを考えています。

我家の豚バラ料理
  • 生姜焼き(玉ねぎで野菜をとる)
  • ホイコーロー(キャベツで野菜をとる)
  • 豚バラ白菜(白菜と和風だしで栄養をとる)
  • 焼きそば(子供達大好きメニュー)
  • 豚丼(玉ねぎと麺つゆで煮るだけ)

他にも肉を使った食べられる料理は

我家の食べられる肉料理
  • からあげ
  • ベーコン
  • ハンバーグ(大きいと食べませんが、団子型ならなんとか)
  • ミートボール
  • ナゲット(揚げ物は好きな様です)

逆に食べられない肉料理もあります。

我家の食べられない肉料理
  • 鶏肉(からあげ以外)
  • 牛肉(あまり食卓に出ないから)

その日のコンディションによって食べれる料理が食べられない場合がありますが大体上記のパターンで料理を作っています。

我家の食卓は 鉄板メニュー(肉料理)+チャレンジメニュー+ご飯 が基本です。
チャレンジメニューは食べてほしい食材で作りますが、基本的に野菜もしくは魚を入れます。

チャレンジメニューは残すこと前提で作っているので、少量しかお皿にもりません。
残す時は

「チャレンジメニューを一口食べれば大好きな肉料理のオカワリをあげる」

と一言付け加えます。
そうすると約30%くらいの確率でほんの少し食べてくれる時があります。
チャレンジメニューを食べた場合は頑張った事を褒める様にしています。

チャレンジメニューはソースや醤油など、どんな調味料を付け足してもOKなルールにしています。
とにかく、一口食べてもらう事を目的としています。

我が家の偏食克服メニュー(母が疲れた時)

育児や仕事で疲れた場合は料理を作る気力も湧きませんよね。
でも食べさせなきゃいけないし、偏食だからどうしようと悩みますよね。

そんな時、我家は冷凍食材や袋麺に頼ります。
今の冷凍食材は栄養価が高く、味も美味しいです。

くやしい事に冷凍食品や袋麺は子供達も食べれる傾向にあるので、母親の体力優先で食卓に出します。

その時、少し手を加えて完成させるのがポイントです。

我家のテキトーメニュー
  • 冷凍食品+カット野菜もしくはパックの副菜
  • 袋麺に野菜をトッピング(野菜の栄養がスープに入るから)
  • レンジでチンするピザ(ピーマンやコーンが入っている物を選ぶ)
  • ご飯にかけるふりかけは「野菜ふりかけ」にする

毎日の生活って大変ですよね。
削れる作業はとことん削って体力温存するのが、自分にとってとても大事なことだと思います。

世の中のお母さん、ご飯作りお疲れ様です

お母さん業はコンビニの様な「24時間365日開業」状態です。
「ママ〜」と言われればいつでも対応。
「嫌だ!!!」と叫ばれれば理由と対処法を検討する。。。

自分の時間は2の次、3の次。。

自分がお母さん業を6年もやり続けているのは、子供達の元気な姿が見たいからです。
その為にはお母さんの体力が一番大事です。

ご飯作りは面倒臭い作業ですよね。
素材を切って、焼いて、味付けして、皿に盛り付けをしたら、洗わないといけません。

人間、食べないと生きていけませんが、手抜きをしても生きていけます。
自分が「ここまでなら手抜きしても良いか」と思う所まで手抜きしましょう。

世の中のお母さん、ご飯作りお疲れさまです。

体力がなくなり、どうしてもご飯を作る気力がない場合は宅食や全部冷凍食品でも大丈夫です。


まとめ

発達障害児の偏食は周りに理解されにくいものです。
本人にとっては食べられないので無理に食べさせず、どうやったら食べれるかを一緒に考えるのもオススメです。

今は食べられなくても、成長期になればいつでもお腹が空いて、ご飯が最高のご馳走になります。
今は「世の中にはこんな料理があるよ。」程度に考えて、ストレスなくご飯を作っていきましょう。

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