自閉症への理解とサポートのための5つの方法

自閉症のサポート5選

自閉症って独特な話し方で理解するのに苦労する

好きな事には弾丸トークだけど、興味のない事には無頓着。
話の幅が少ないから何を話したらいいか分からない。

自閉症スペクトラム(ASD)を抱えてる人はコミュニケーションにおいて独特な話し方をします。

筆者の息子も自分の興味のあるもの(マイクラや猫ミーム)には弾丸トークですが、国語や学校の出来事は無視です。

自閉症の特徴は円滑なコミュニケーションの取り方が苦手なことです。

自閉症児を2人育てている筆者が体験したコミュニケーションの円滑にするための方法を5つに分けて紹介します。

この記事の著者

シロベーママ

自閉症児2児を育てるママブロガー

息子(小学2年)と娘(年長)共に自閉症を子育てしています。                          発達障害児の子育ての経験を生かしたブログ作りを目指しています。

自閉症を抱える子供の数は最近の調査では20〜50人に1人といわれています。

学校のクラスで考えると1クラスに1人もしくは2人は自閉症を抱えている計算になります。

この記事でわかること

  • 自閉症のコミュニケーションの取り方
  • 自閉症を抱える人をサポートする方法
  • 発達障害に関する相談場所

自閉症児は聴覚、視覚、触覚などの感覚にこだわりがあります。

テレビを大音量で聞いても何も感じないのに、サイレンや環境音が大きいと嫌がる事があります。

また、洋服のタッグは首元は嫌がるのにズボンのタッグは気にならない。。。。

感覚過敏にも個人差があるので、嫌がる刺激を根気よくみつけましょう。

空気を読むのが苦手

自閉症は、その場の雰囲気を読むのが苦手です。

「言わなくても伝わる」は自閉症の人には通じません。

人に興味がないのが特徴の自閉症なので、言葉で何度も話して理解してもらうことがオススメです。

また、「相手の立場になったら〜」という内容も苦手です。

してはダメな事は直接「だめ!」や「嫌だ」と伝えましょう。

興味のある話を使ってコミュニケーションの訓練をする

自閉症を抱える人の多くは好きな事や物への探究心は強いという事です。

1つのことにのめり込み、周りが見えないほどの集中を見せるのが自閉症の特徴です。

コミュニケーションをとる最初の一言目に興味のあることをテーマに話して、お互いの緊張をほぐす方法をとりましょう。

自閉症児の親は服装選びにもこだわりがあります。

服のデザインは本人が気に入っているキャラクターや色を使った服を選びます。

なぜなら、好きな物に囲まれていないと不安になり、怒り出すからです。

服装のデザインや色をテーマに話すきっかけを作ってみてはいかがでしょうか。

ハッキリとした指示を出して上げる

自閉症を抱える人は曖昧な話が苦手です。

語尾が「〜だろうね」や「多分〜」というフレーズを間に受けてしまう傾向にあります。

指示を出す人は冗談話をせずハッキリとした言い方で会話を心がけましょう。

場の空気をなごましたい気持ちはわかりますが、自閉症を抱える人は場の空気よりも明確な指示が欲しいと思っています。

指示がハッキリしていれば作業スピードと作業効率が上がります。

作業を1つずつ細分化して伝える

発達障害児は複数の動作をいっぺんに実行する事が苦手です。

例えば自転車のように

自転車を動かす動作

1)ペダルを漕ぐ

2)ハンドルの操作

3)前方確認

4)行き先確認 など・・・

自転車のように前進するだけで4つの行動をいっぺんに実行するのは難しいのです。

自閉症の人は作業を細分化し、「今の作業」を明確にすることで楽にできます。

まとめ

自閉症を抱える人は日々の生活の中で労力を使います。

私たちにとって「普通」が難しいことであり、理解することが難しいのです。

ですが、その人に合った解決方法を根気よく探すお手伝いをすることでお互いの信頼関係が強くなります。

今や20人〜50人に1人は自閉症とされる現代においてお互いの特性を理解し助け合う事が必要な社会といえます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です